2025.11.26 Wed
機械工学科トピックス一覧

【機械工学科】学生インタビュー!4年間の学生生活や就職活動を語る

理工学部機械工学科で学ぶ志賀 柚月さん(4年次?宮城県気仙沼高校出身)。幼い頃から憧れていた筆記具メーカーに内定した志賀さんに、4年間で成長を実感した部分、大学生活や就職活動のことについてインタビューしました。
志賀さんトップ画像▲3Dプリンターで製作したセンディ(大学マスコット)と志賀さん
Q.石巻専修大学に入学したきっかけを教えてください
実家からの距離と機械工学を学べる環境を考慮し、石巻専修大学への入学を決めました。学費面から国公立を希望していましたが、私立も検討する中で、石巻専修大学に奨学生制度があることを知り、学費面で安心できたため入学を決めました。

Q.入学した頃と比べて自分自身に変化はありましたか?あった場合、どんなことがきっかけで変わりましたか?
大学入学と同時に一人暮らしを始め、家事や通院などを自分でこなす中で、物事に対して物怖じしなくなりました。さらに、初めてのアルバイトで人と話す機会を重ねることで、人と接することに苦手意識がなくなり、内気だった自分から積極的に人と関われるようになりました。
Q.工学を学ぶ女子は少ないイメージですが、機械工学科を選んだ理由は何ですか?
昔から、店頭でカラフルに並んだペンや色鉛筆を見るのが好きで、中学2年生のときに、筆記具に関わる仕事に就きたいと考えるようになりました。その中でも特にパイロットの製品が好きで、当時から『絶対にパイロットコーポレーションに就職する!』と、周囲の友人や家族にも話していました。
その夢を叶えるため、高校時代の進路考察として、憧れの企業の情報や募集職種を調べるうちに技術職に強い興味を持つようになり、技術職に就くためには機械系の知識が必要であることを認識し、機械工学科に進むことを決心しました。

Q.4年間で一番力を入れて取り組んだことは何ですか?
CADの学習に力を入れ、授業だけでなく資格取得(CAD利用技術者試験)のためにも勉強しました。学んだ技術を活かし、3Dプリンターで製作した作品を日常生活の中で活用しています。車が好きで、車の模型を製作し、それを加工してティッシュボックスにしたり、3Dプリンターで製作した小物ケースを使用していたりと、3Dプリンターを活用したものづくりが好きです。

Q.学業以外で力を入れて取り組んだことがあれば教えてください。
アルバイトです。社会に出る前に多様な人々や環境を知るためアルバイトを始めました。 大学生活の4年間で複数の業種のアルバイトを経験し、人との交流や幅広い学びを得ました。

Q.どのようなアルバイトを経験されましたか?
カラオケ店や家具?インテリア用品店のレジ、文房具店でのアルバイトをしていました。その中でも、特に文房具店でのアルバイト経験は、憧れていた企業への入社意欲を一層強めるきっかけとなりました。さらに、アルバイト先の社長が筆記具メーカーの営業担当者に自分のことを紹介してくれたりと、営業担当者と直接お話しをする機会を得ることもできました。
就職活動について(内定先:株式会社パイロットコーポレーション)

Q.就職活動を開始したのはどのくらいの時期ですか?
2年次の3月頃です。第一志望の業界以外にも、異分野の企業の面接も受けました。

Q.第一志望の企業はどのように選びましたか?
幼い頃からその企業の製品を愛用しており、中学生の時に、将来の夢としてその企業に就職することを心に決めていました。

Q.就職活動を振り返って苦労した点を教えてください。
第一志望群として受けていた企業の二次面接に通過できなかったときが最も辛かったです。自分では「いけるのではないか」と思って受けた面接だっただけに、結果が不採用だったことで大きく落ち込みました。面接時の反省点を振り返り、何が良くなかったのかと、さまざまなことを考え込んでしまいました。
また、面接時に実施された筆記試験への対策では、どのような問題が出題されるのか分からなかったため、事前に十分な対策をすることができませんでした。さらに、自己分析として自分の人生を振り返り、小さいころから現在までの自分がどのような人間であったかを書き出し、整理をしましたが、言語化する作業は非常に難しく感じました。

Q.卒業後の目標を教えてください。
社会人として、また一人の人間として成長できるよう、日々努力を重ねていきたいと考えています。
さらに、内定をいただいた企業が取り扱う製品である筆記具を通じて、日本だけでなく世界中の手書きをする方々を支え、手書き文化を後世に受け継いでいくことに貢献したいと思います。
研究について

Q.所属の研究室と選んだ理由を教えてください。
高橋智准教授の「3D設計?解析研究室」に所属しています。
1年次から研究室を訪れやすい環境で、先輩方の様子や研究室の雰囲気を早い段階から理解できていたこともあり選びました。

Q.卒業研究のテーマと内容を教えてください。
テーマは「角穴ノズルを用いた3Dプリンターの性能向上」 です。
従来の3Dプリンターでは丸穴のノズルが使用されていますが、そのノズルを角穴に変更し、材料の積層時に生じる隙間を極力減らすことで、より高い強度を得ることを目的として研究しています。
【指導教員?髙橋 智准教授からのメッセージ】
研究室に所属する前から、積極的に学科の課外活動(防災啓発の活動やエコランのドライバーなど)に参加してくれました。充実した大学生活を経て、大きく成長できたのではないでしょうか。就職活動では、見事、希望業界からの内定を獲得しました。指導教員として、嬉しい限りです。今後の活躍にも期待しています。
Q.最後に、石巻専修大学の魅力を教えてください。
石巻専修大学は、自分から積極的に行動すれば、どのようなことにも挑戦できる環境が整っていると感じています。また、少人数ならではの特徴で、学生と教員の距離が近いことも魅力です。機械工学というと堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、どの教員とも気軽に相談できて関係を築きやすい環境です。勉強だけでなく、就職活動の悩みについても親身に聞いていただけます。友人や親に相談するのとは異なり、大学生に最も近い立場の大人として相談しやすかったです。
内気な性格でしたが、教員や友人に恵まれ、もし石巻専修大学に入学していなかったら、内向的で全く違う人生を歩んでいたのではないかと思います。全体的にアットホームな雰囲気の大学だと感じています。
オープンキャンパス▲オープンキャンパスでは研究室紹介を担当
学内で友人と花見▲大学の敷地内で友人とお花見を楽しみました
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